(5) ストレス発散が肥満を防ぐ

ストレスを解消してやけ食いを防ぐ

食べることでストレス発散はNG

心筋梗塞や肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす最大の原因のひとつはストレス。仕事や家事などでストレスが溜まると甘い物がほしくなったり、暴飲暴食をしてしまいます。

ストレスが溜まるたびに
やけ食いするという
悪循環に陥る!

 日常のストレスを感じない人はいません。例えば、仕事が忙しくて連日終電まで残業すると、つい甘い物やアルコール、脂っこい物を食べてしまったなどという経験がある人もいるでしょう。

 ストレスを感じると、そのイライラを静めようとするセロトニンという物質が脳内から分泌されます。セロトニンは糖分を摂取することでも分泌されるので、人はストレスが溜まると甘い物をほしがったり暴飲暴食に走ったりするのです。ストレス解消には、食べること以外の方法を心がけましょう。

 また、ストレスがかかるとそれに対抗するために副腎から分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」の分泌量が増えます。コルチゾールが増えると、食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌量が低下して食べる量が増えるのです。さらに、ストレスは、「グルカゴン」や「アドレナリン」などのホルモンを分泌させ、血糖値を上昇させて脂肪を蓄えやすくしてしまします。

 
 例えば、深呼吸や静かな場所でのアロマ、泣ける映画や本、笑うこと、歌を歌うことなどが効果的です。このほかでは、入浴もおすすめです。リラックス効果が得られるだけでなく、一日の疲労を解消してくれて、代謝もよくなります。

副交感神経を優位にする

スッキリした気分になって

ストレス解消!