血管いじめのタバコをやめる
(4) 喫煙は動脈硬化のリスク大
禁煙すればすぐ健康になる?
タバコを吸うと、LDLコレステロールの酸化が進み、HDLコレステロールが減り、動脈硬化が進んで血栓ができやすくなることがわかっています。
喫煙を続ければ、動脈硬化による病気で死亡するリスクは50~60%も低下することがわかっています。
最近は禁煙ブームの追い風もありタバコを吸わない人も増えてきていますが、喫煙の習慣からなかなか抜けられない人もいるでしょう。しかし、喫煙は動脈硬化のリスクを高める四大危険要子のひとつとして挙げられています(残りの3つは脂質異常症、糖尿病、高血圧)。また、タバコは肺がんや咽頭がん、白内障などの大病にかかるリスクが高まります。
タバコに含まれるニコチンは、LDL(悪玉)コレステロールを酸化させ、真の悪玉(酸化LDLコレステロール)に変えてしまいます。その他、タールなどが40種類以上の発がん性物質が含有されており、血液を通して全体にいきわたるのです。とはいえ、喫煙習慣を断ち切られるのは簡単なことではありません。まずは主治医に相談してみましょう。
1.トップベージ
2.はじめに
3.取り扱い商品
4.中性脂肪とコレステロールの徹底解説
5.中性脂肪とコレステロールを下げる方法
6.病気になる前にすぐに実践しなさい!
(1)本当に食べてない?
(2)体重測定を欠かさずに!
(3)規則正しい生活が代謝を上げる
(4)喫煙は動脈硬化のリスク大
(5)ストレス発散が肥満を防ぐ
(6)”質”の良い睡眠が生活習慣病を防ぐ
7.中性脂肪とコレステロールのQ&A
8.健康診断の結果を見てみよう
9.脂質異常症の治療薬
10.肥満を知る、BMIの算出と早見表
11.中性脂肪が引き起こす三大生活習慣病
12.中性脂肪が引き起こすさまざまな病気
13.動脈硬化が引き起こす病気
14.女性は更年期以降のコレステロール値に注意