(12) 中性脂肪を下げる正しい食材選び

食材選びのキーワードは「サカナスキネ

これまで中性脂肪とコレステロールを下げる食べ物や食べ方を紹介してきました。
数ある食材の中でも最もおすすめなものを紹介します。

 誰でも分かりやすく覚えられるようにキーワードにして表すと、「サカナスキネ」となります。それぞれの頭文字の意味は以下の通りです。

サ=魚(青背魚)
カ=海藻類
ナ=納豆
ス=お酢
キ=キノコ類
ネ=ネギ類

最初の魚青(青背魚)には、中性脂肪とコレステロールを下げるEPAやDHAという魚油が豊富に含まれており、動脈硬化の予防が期待できます。調理するときは、魚油が落ちないようにオリーブオイルなどをひいたアルミホイルなどで包んで焼くか刺身で食べることをおすすめします。
 海藻類は悪玉コレステロールをさげる作用のある水溶性の食物繊維が豊富です。食べるときは酢の物にするとミネラルの吸収がアップするという相乗効果も得られます。



 納豆に含まれる大豆タンパク質やイソフラボンなどは、コレステロールを下げる効果が高いもの。また、ナットウキナーゼは血栓を溶かす作用もあります。

 お酢は、糖分や脂肪が腸内で吸収される速度を遅らせてくれます。そのため、食べ物が胃の中に残る時間が長くなるのです。いつでも手軽に摂取できるものとしては、黒酢などのビネガードリンクがおすすめです。

 キノコ類は海藻類と同様に食物繊維が豊富に含まれており、低カロリーです。ほかにもビタミンやミネラルといった成分も含まれています。

 ネギ類には、体内で発生する活性酸素により酸化を防ぐ効果があります。ネギ以外にも緑黄色野菜もおすすめです。

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