女性は更年期以降のコレステロール値に注意!

 女性ホルモンが激減する閉経後、女性はコレステロール値が悪化しやすく、冠動脈疾患の危険が高まります。子供は遺伝による家族性の場合もありますが、肥満によるものが増えています。

閉経前の女性は、原則薬を使わずに生活改善だけでコレステロール値を改善しましょう。

 閉経前の女性は、女性ホルモンのおかげでLDLコレステロール値が上がりにくく、動脈硬化も進みにくい状態です。
 しかし、閉経後に女性ホルモンの分泌が急激に減ると、LDLコレステロール値が上がり、心筋梗塞による死亡率も上昇します。
 そのために、閉経前の女性の場合、コレステロール値が高くても糖尿病などの動脈硬化を進めるリスクが他になければ通常は薬を使わないことが多いです。治療は、食生活の改善や運動、喫煙などの生活習慣の改善のみで行います。

野菜中心の献立作りでコレステロール値を下げよう!

 女性の場合は、若い頃は女性ホルモンの働きで血中脂質は良い状態に保たれますが、閉経後には生活習慣の影響が急激に現れます。
 一度身についた生活習慣を変えることは難しいので、日頃から経かつ習慣につけておくことが大切です。食事では、野菜中心の献立にすることで食事の改善ができ、掃除や買い物、家事などで積極的に体を動かすと身体活動量は増えてきます。日常生活で脂質異常対策をしっかりとりましょう。